BIEI_EIGA PROJECT 始動中!!

NPO法人月面脱兎社では北海道美瑛町における芸術文化の振興、そして若手アーティストたちの創作の機会を生み出すべく、初の自主映画製作「BIEI_EIGA PROJECT」を進めています。


BIEI_EIGA PROJECTについて

映像・音楽・演劇・服飾など様々な分野で活動する若手アーティストたちが、雄大な自然と色彩に恵まれた北海道美瑛町に集い、①劇映画(約1時間)と②ドキュメンタリー映画(約1時間)を同時に創作します。

劇映画『Neighbor’s』では、『HIS EYS IS ON THE SPARROW』でPFF アワード 2013 コンペティション部門に入賞し、舞台・映像の衣裳制作で活動する田島由深が監督・脚本・衣装を手がけます。 そして『辺野古抄』(TDFF2018長編部門観客賞)、『故郷とせっけん』(TDFF in OSAKA 2021長編部門観客賞)のドキュメンタリー映画監督、八島輝京が美瑛町という舞台に着目し、町の歴史やそこに住む人たちの暮らしを『Neighbor’s』の製作に並走するように描いていきます。

できあがった2作品は、2024年夏に美瑛町内でプレミア試写会をする予定です(その後、東京都内でも試写会を開催予定)。その他、トークショーの実施やオンライン配信、アーカイブ化にも取り組みます。


出演:サンディー海、深澤しほ、美瑛町民ほか
監督・脚本・衣装:田島 由深 | 撮影・編集:西村 明也 | 撮影:三上 亮 | 音楽:大木 貴之 | 録音:稲垣 亮太・若井 幸博 | MA:根本 駿介 | 助監督:髙﨑 信久 | ドキュメンタリー:八島 輝京 | プロデュース:松尾 加奈 | 製作:NPO法人月面脱兎社


Creative Members

 
『Neighbor’s』出演
サンディー 海
(Sandy Kai)

日本生まれ日本育ちの俳優・監督。シアトルのコーニッシュ大学で演劇を学び東京に戻ってくる。東京に移住間も無くに大根仁監督の『奥田民生になりたいボーイ』で映画俳優のキャリアをキックオフ。最近ではNHK時代劇『わげもん』で吉次役を務め、NHK大河ドラマ『いだてん』では話題のヤーコプ役で出演をした。2022年には主役を務める作品、『WHOLE』とミラーライアーフィルムの『POINT』が劇場公開された。

©️comuramai
『Neighbor’s』出演
深澤 しほ
(Fukasawa Shiho)

1990年生まれ。山梨県出身。映画美学校を修了後、東京の小劇場を中心に出演を重ね、2018年より演劇カンパニーヌトミックに所属。近年の出演作に玉田企画『サマー』、松田正隆『シーサイドタウン』『文化センターの危機』、ワワフラミンゴ『失くしもの』など。映像作品ではNHK Eテレ『シャキーン!』、NHKよるドラ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』、杉田協士監督『春原さんのうた』に出演し、さまざまなジャンルの作品に参加しながら活動の幅を広げている。

 
『Neighbor’s』監督・脚本・衣装
田島 由深
(Tajima Yoshimi)

1990 年東京生まれ。アニメーション作品で文化庁メディア芸術祭、アルスエレクトロニカ 出品、NHK デジタルスタジアムベストセレクション等。東京藝術大学でパフォーミングアーツを学び、2011 年頃からチェルフィッチュやマームとジプシー等舞台作品に撮影クルーとして参加。卒業制作『HIS EYS IS ON THE SPARROW』が映画監督の登⻯門として知られる PFF アワード 2013 のコンペティション部門で入賞する。渋谷パルコで上映。大学卒業後、文化服装学院で縫製技術を習得し、2014 年、フェスティバル/トーキョー ダンス作品 「動物紳士」で衣裳制作をスタート。アパレルブランドでデザイナーとして勤めた後、独立し「YOSHIMI TAJIMA COSTUME STUDIO」を OPEN。2022 年法人化。講師を務める立教大学でヌケガラシリーズの作品の制作を始める。

 
ドキュメンタリー監督
八島 輝京
(Yashima Akihiro)

1993年生まれ。ドキュメンタリー映画監督・映像作家。立命館大学映像学部卒業後、日本電波ニュース社入社。その後フリーランスを経て Allophone Movie(株)を設立、同社取締役。沖縄・辺野古に住む人々の日々の暮らしを撮影した『辺野古抄』(2018)が、第1回東京ドキュメンタリー映画祭にて⻑編部門観客賞。戦乱のため、シリアからトルコに移動せざるを得なかったせっけん職人さん達を撮影した『故郷とせっけん』(2021)が、2022年東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA にて観客賞。

 
『Neighbor’s』撮影・編集
西村 明也
(Nishimula Akinali)

1985年生まれ。映像作家。 東京藝術大学音楽環境創造科卒業、同大学大学院芸術環境創造分野修士課程修了。映像制作事業に立脚しつつも、教員、スペース運営、企画コーディネーター等の複数のわらじを履き替え、多角的な視点の獲得を心掛けてきた。映画・テレビ番組・PV映像の制作や、ダンス、演劇、美術展、イベントなどの記録映像・配信に携わっている。

 
『Neighbor’s』撮影
三上 亮
(Mikami Ryo)

1983年生まれ。2011年に東京芸術大学映像研究科メディア映像専攻修了。リサーチから得られた歴史や証言を基に、かつてあったモノやコトなどの、今では"目に見えないもの" をある種の"幽霊"として仮定、擬人化することで現実とフィクションをおり混ぜるような手法で作品を制作している。

 
『Neighbor’s』音楽
大木 貴之
(Oki Takayuki)

1990年生まれ。ブリティッシュコロンビア大学卒業。バンクーバーでバンドマン、セッションギタリストとして活動。ヒップホップアーティストChin Injetiとともに、De La Soul, The Internet のオープニングアクトを務める。ディズニー映画[TOMORROWLAND]にギタリスト役で出演。現在日本コロムビアでChara等のデジタルプロモーターや海外ビジネスの責任者として勤務。

 
『Neighbor’s』録音
稲垣 亮太
(Inagaki Ryota)

1994年生まれ。富山県出身。テレビ番組制作を志し大学進学を機に上京。法政大学メディア社会学科にて映像、ひいてはメディア全般を社会学・認知科学の視座から学ぶ。卒業後はフジテレビにてバラエティ制作に2年弱携わり、以降独立し現在まで自営業で幅広いジャンルの映像制作に携わっている。メインは広告アシスタントプロデューサー。他にメイキングディレクター・オフラインエディター・小規模ライブ配信など浅く広い感じでのんびりやってます。

 
『Neighbor’s』録音
若井 幸博
(Wakai Yukihiro)

1997年京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科で録音について学ぶ。卒業後はフリーの録音技師としてCMを中心にTV番組、ドラマ、映画など映像の音に関する事について幅広く活動している。

 
『Neighbor’s』MA
根本 駿介
(Nemoto Shunsuke)

 
『Neighbor’s』助監督
髙﨑 信久
(Takasaki Nobuhisa)

京都は伏見に生まれ育つ。生業は、映画やドラマなどの演出部業。これまで、山田洋次作品『母と暮せば』『男はつらいよ お帰り 寅さん』『キネマの神様』など計 6 本に参加。また『花戦さ』『居眠り磐音』『必殺仕事人シリーズ』『雲霧仁左衛門シリーズ』といった時代劇作品に演出部として従事する。公開予定作品に『首』『基盤斬り』『鬼平犯科帳』がある。その他、LINE の動画シリーズ「VISION」のプロジェクト『今日、京都とミカと猫。2』においてプチ出演も果たす。

 
BIEI_EIGA PROJECTプロデューサー
松尾 加奈
(Matsuo Kana)

1993 年東京生まれ。主に舞台芸術における集団創作のあり方を研究対象とし、自らが稽古場に入ることで作品が作られるまでのプロセスの記録や分析に取り組んでいる。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科在学中に、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ World Theatresコースに留学。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科教育研究助手ののち、NPO 法人月面脱兎社を設立し、代表理事を務める。